節税と日当・その2~日当はいくらまで出せるのか?
2019年02月18日節税ブログ その23
●節税と日当・その2~日当はいくらまで出せるのか?
■問題は金額の設定
社長や社員が出張に行った際に会社が支出する日当は、会社の経費になると同時に、もらった社長や社員にも税金がかかりません。
だから、日当を大いに利用しましょうね
ということをいつも言っています。
でも、問題は
じゃあ、いくらまでだったらいいんですか?
ということです。
■税務の金額設定の仕方
税法や通達には当然ながら、いくらまでだったら払っても良いということは書いてありません。
といって、1回に5万も10万も払ったら、そりゃいくらなんでも問題だろう-ということは分かります。
だったら、1回3千円? 5千円? いや、1万円?
税務は、1回当りの支給額について次の様に規定しています。
「その支給額が、その支給をする使用者等と同業種、同規模の他の使用者等が一般的に支給している金額に照らして相当と認められるものであるかどうか」
要は
常識の範囲内で判断して下さいね
ということだと思います。
■世間相場はいくらか?
産労総研というところが発表した「2017年度国内・海外出張旅費に関する調査」によると日当の平均支給額は、国内出張の場合で
社長が日帰り出張で4,621円 宿泊出張が4,799円
専務は日帰り出張で3,624円 宿泊出張が4,042円
となっています。
ちなみに
一般社員は日帰り出張が1,954円 宿泊出張が2,222円
です。
詳しくは私のサイトの記事を参考にして下さいね。
■総理大臣を基準に考える?
ところで、税務調査にやって来る税務署の調査官は公務員ですが、公務員の旅費については
国家公務員等の旅費に関する法律
という法律に基づいて旅費等が支給されることになっています。
金額は、職務により細分されていますが、最高級である、内閣総理大臣の日当はいくらだと思われますか?
答は
1日3,800円
です。
一般企業の社長の平均額よりも少ないんですね。
「総理大臣で3,800円かぁ? だったら、うちは・・・」
そう考えるのも、ひとつの手かもしれませんね(笑)
1日当りの日当、いくらにしょう・・・と思われたら
「生涯」税金コンサルタント
さかもと税理士事務所 税理士・坂本千足
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