節税とキャッシュ~その節税で何が残りますか?
2018年10月26日節税ブログ その7
●節税とキャッシュ~その節税で何が残りますか?
ビジネスの目的は色々とありますが、そのうちのひとつは、やはり、どれだけたくさんのキャッシュを稼ぎ出すか-にあると思います。
ですから、せっかく苦労して稼ぎ出したキャッシュを税金なんかに持って行かれたくない-と、みなさん、節税について色々と考えるんですね。
そこで
利益が100、税率30%で税金が30、税金を引いた残りの利益が70、キャッシュも同じ70という事業があったとします。
でも、税金を30も払うのはいやだから、何か経費を使ってしまえということでキャッシュを20使ったとします。
そうすると
利益は20減って80になりました。税率は同じ30%ですから税金は24、税金を引いた残りの利益は56となりました。
つまり
1)節税前 利益100-税金30=キャッシュ70
2)節税後 利益 80-税金24=キャッシュ56
税金は確かに6減ったけれども、キャッシュは14も減ってしまいました。これじゃあ、一見、何のための節税か?-ということになってしまいますね。
だから、キャッシュが減る節税は意味がない-みたいなことがよく言われます。
でも、それで
・みんなで慰安旅行に行ったおかげで会社の士気が上がった。
・古くなったPCを買い直したおかげで仕事の効率が格段に上がった。
・広告宣伝にお金をかけたおかげで売上が徐々に上がり始めた。
ということであれば、どうでしょう?
目先のキャッシュは確かに減ったけれども、先ほどの例でいうと、経費20の支出は決して無駄ではなかったということになりますね。
その節税で何が残りますか?
節税対策を思いついたら、もう一度この点をじっくりと考えてみて下さい。
本当に事業のためになる節税をしたいとお考えでしたら
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さかもと税理士事務所 税理士・坂本千足
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